日本庭園
日本庭園造り
庭匠梅澤が目指す日本庭園は"鎌倉ブランド"にふさわしい趣のある日本庭園です。
日本庭園は神社仏閣や、大名屋敷の庭園などにあり、公共施設やホテルの敷地内につくられるものもあります。造りは池を中心として、地形の形状を活かし、庭石や草木を配して、四季折々に鑑賞できる景色をつくるものが一般的です。
下記の作業工程は複合施設「こもれび禄岸2番館」の日本庭園のものです。
庭匠梅澤はこもれび禄岸の奥にあるスペースにて日本庭園を手がけました。
断片的な内容となりますが、日本庭園の美しさを構成する作業について皆様の理解を深めることにお役に立ていただければ幸いです。
地ならし
大きな木をそのまま活かした状態でこもれび禄岸2番館に日本庭園を造ります。庭の両側、こもれび禄岸2番館の2階にも店舗があるので、どのレストラン、店舗から庭を見ても美しく、心癒されるものにしたいと考えました。 また、複合施設内なので、和と洋がぶつからないよう設計・デザインを思案しました。
石垣を造り、
土を埋めていく
庭の周りに瓦を使用して、動きのあるラインを描いていきます。瓦の微妙なカーブとカーブが重なり、波に囲まれているような空間を作り上げました。その上に石をくびれ(カーブの形状)ができるように積んでいきます。石を一つひとつ手作業で積み、くびれを作っていくのは技術と知識が必要になります。
木・石・灯篭
などの配置
選定した土を盛り、木や石・灯篭・水琴窟(すいきんくつ)をバランスよく配置していきます。 配置する際も、両側のレストラン、こもれび禄岸2番館の2階の店舗からどう見えるのかを想像し、見え方を確認しながら配置します。緑の芝を植え、周りには珍しい枝垣根を使い、趣のある垣根を演出。
日本庭園完成
完成した日本庭園は計算された配置と色合いで訪れた人を魅了します。水琴窟(すいきんくつ)の音に心癒され、四季の訪れを肌で感じられる日本庭園に仕上がりました。